ベアーズ島田キャンプの 三条市まちなかご当地グルメキャンプ飯1日目

雪のキャンプを求めて新潟県『三条市』へ

少しハードルは高いですが、それなりの準備を整えていけば楽しめる。
それが冬のキャンプ。

寒さと引き換えに手にできる自然は沢山あり、そこにワクワクが止まらない!

空気が乾燥していることで、余計な水分が空気中になく視界を妨げるものが減り景色、星空が綺麗に見える。

とにかく温かいものが旨い!冬場の屋台のラーメン屋の発想。
雪に反射する照明器具、特にランタンが美しい。

数え切れないほどの楽しみがある。

そんな雪中キャンプに向けて関東から車を走らせキャンプ地へ向かう。

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雪がない!!!

1月の新潟なのに!!
本当の想定はこんな感じ。

逆にこの景色、天気が清々しく感じる。またこれも外遊びならではのこと。
逆に珍しいこの状況を楽しむとする。

11:00 三条市『とんかつ三条 』到着

今夜の晩酌のアレンジレシピを求めてコチラのお店へ。
こちらでは普段あまり見かけることのないカツ丼がある。
それが『タレかつ丼』。

甘じょっぱいタレに揚げたてのカツをドボンとつけてご飯に盛り付けたソウルフード。
今回はコチラのグルメを参考にして夜の宴のメインを考える。

店主に話を聞きながら、オーダーを待つ。
このカツ丼が世間で食べられているカツ丼(卵で閉じるやつ)と違うことに2008年に気付いたという!
それほど地元では当たり前のメニューとして根付いていたということ。

着丼!!

蓋を開けるとタレの香りがたち、食欲をそそる。

いざ、食べ進めていくと揚げ物の嫌な重さが全くなく、さらっとタレが絡んでいてご飯がすすむ。
こちらのお店丼物なのにご飯のおかわりができる。
その際は蓋の上にカツを置いてオーダーすると良い。

そして驚愕のサービスが、ゆで卵食べ放題!(数に限りあり)
昔に売り上げアップのためにやったところ、好評でそのまま続けているとのこと。

食事も終わりコチラのメニューから夜のつまみを考え買い物へ。
夜の時間が待ち遠しい。

12:30 『村の鍛冶屋 』 寄り道

三条市には数多くのキャンプメーカーが存在しているが、コチラもしっかり三条の技術を詰め込んだギアが人気の道具屋さん。
元々は漁具のメーカーではあるが10年ほど前に出品したペグが人気になり、そこからはもう止まらない。

今では多岐に渡り商品を作っており、魅力的で無骨なものが多い。
その中での変わり種のもので言うと『名刺入れ』。
コチラの商品チタンでできており、展開していき組み立てると、ストーブになり固形燃料やアルコールストーブが入る。

これを持っているだけで知っている人はキャンプ好きと判断してくれる!!かも、、

14:30 『ミズベリング三条 』到着

近くのスーパーで夜の食材を買い物してからの現地I N。
コチラの場所は、高速道路の三条燕インターから車で約5分ほどで到着することができる、フリースペースで市街地からも近いので買い物にも不便が全くない。

今回はコチラにてキャンプを満喫。
平日ではあるが、ちらほらとテントを設営されているキャンパーがいる。

雪はないが空気が澄んでおり、くっきりと山々を拝むことができる。

設営完了と同時くらいに日が傾き始め、周りの山が顔色を赤く変える。
この景色は雪が積もっていないと見ることができず、冬キャンプならではの光景。
そんな景色を敷地いっぱいから見ることができるのは贅沢そのもの。
こんなスペースが無料だなんて! 他にもバスケットゴールや、スケートボードの敷地も完備されていた。

16:00 『晩御飯準備』

今回は三条市のタレかつをアレンジしてのレシピ。
パンチあるつまみに仕上げていく。

食材は豚のヒレ肉、椎茸、アスパラなどで、フライにしていく。

外での揚げ物はよくハードルが高いと言われる。
焚き火だと確かに火加減や安定の問題で少し難易度は上がるが、バーナーを使用しての揚げ物ならむしろ家より気が楽にやれるのではないかと思っている。
なぜなら、油はねを気にしなくても良いし、匂いもこもらないからだ。

さらに普段、私はソロキャンプばかりで、常に揚げたてを頬張ることができるのでより贅沢を感じる。

衣も比較的簡単で、小麦粉、卵、水を2:2:1の割合で混ぜたものを付け、それにパン粉をまぶす。

そしてタレ作りへ。
タレかつのタレをベースに、そこへおろしニンニク、一味唐辛子を加えてパンチあるつまみタレを作っていく。

(めちゃめちゃしかめっ面でにんにくを下ろしている。)

そのタレを火にかけニンニクの辛みを少し飛ばす。
今日は寒いので、揚げたてを温かい状態のタレに漬けていく予定だ。

実際に揚げていこう。

今回揚げ物鍋として使用しているものは 『CAPTAIN STAG』のダッチオーブン14cm
かれこれ5年ほど愛用しているが、揚げ物の他にも麻婆豆腐など炒めてから煮るものにもとても重宝している。この中でグツグツしているだけで見た目も映えし、温かみがあり少し寒さが和らぐ気がする。

食材に火が通ったら油を切ってそのままタレにダイブ!

タレの中でジュッと音をたて、吸い込み味をまとう。
そして皿に盛り付けして、、、

だめだった。
盛り付ける前に食してしまった。
しかもビールまで持っている。
これが至福のひと時。

その後盛り付け。
一味のアクセントがお酒を勧めてくる。

他にもレンコン、サーモンも購入したので1人晩餐会を開催。
こんな素晴らしい景色の中で。

19:00 『就寝前のいい時間』

1人宴会を繰り広げていれば気付けばこんな時間に。
ふと周りを見てみると、何とも言えない素敵な空間。

焚き火の灯り。オイルランタンの灯り。街の灯り。これらが混同し闇を強調する。
この温かみとは裏腹に少しずつ忍び寄る寒さ。

写真からは見てもわからないだろうが、キリッとした空気が服を通り肌を刺す。
やはり新潟県だった。
それに反するように焚き火がしっかり燃えその周辺だけ温かみを作る。
それに体を寄せるように座りお酒を飲む。

キャンプで最も贅沢な時間。温度を全身で感じることが出来る空間。

そして就寝。翌朝も楽しみだ。

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この記事を書いた人

べアーズ島田キャンプ

月に10日以上キャンプに出掛ける野外料理研究家。 レシピ本を2冊出版 その傍ら合同会社ベアーズの代表を務める。 そちらの会社では楽天トラベルキャンプのアンバサダー、アウトドア用品のアドバイザー、レンタルキャンピングカーなどの事業を営む2人の父親。

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