キャンプに欠かせない持ち物とは?目的や季節に応じたキャンプ道具を紹介

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ファミリーキャンプや夏キャンプ、冬キャンプといった目的やシーン別に、テント・タープ、寝袋、チェアなどといったキャンプに欠かせない持ち物を幅広くご紹介します。

最近は多くの世代からキャンプに注目が集まり、初めてキャンプに挑戦する人や家族連れもどんどん増えて、「何かから揃えていいのかわからない」といったお悩みをお持ちの方も多いかと思います。そんな方におすすめのキャンプ道具や車収納のテクニックも併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

※各商品は三条観光協会職員が選定

キャンプに欠かせない持ち物

キャンプをするために必要な持ち物を紹介します。道具それぞれの用途も確認しながら、キャンプの準備を整えましょう。

テント・タープ

テントは夜の就寝用に使い、タープは昼間に過ごすために使います。テントは使用人数や季節によってタイプが選べます。一緒にキャンプに行く人や時期を想定して購入しましょう。

ハンマー・ペグ・ロープ

テントとタープの設置に必要な道具が、ハンマーとペグ、ロープです。ペグはテントの購入時に付いてくる場合がありますが、曲がったり紛失したりする可能性があるため、余分に用意します。ハンマーは備え付けの物は打力が弱いので、別売りの物を用意したほうが良いでしょう。

ライト・ランタン

ライトとランタンは、夜間の照明に使います。間接照明のような暗めのタイプもありますが、緊急の場合を想定して、明るさがきちんと確保できるライトを1つは用意しましょう。大型のガスもしくはガソリンランタンが必要です。LEDランタンの場合は1000ルーメン以上の物を選びましょう。

シュラフ(寝袋)・マット

夜間の寝床になるのが、シュラフ(寝袋)、マットです。暑い季節でも、夜は気温が大きく低下する可能性もあるため、季節に関わらず寝袋は必要でしょう。一般的な春、夏、秋の3シーズンであれば快適温度が5℃~10℃くらいの物がおすすめ。冬のキャンプには-10℃対応のマミー型シュラフが基本となります。

テーブル・チェア

テーブルとチェアは、食事やリラックスする時に使います。キャンプ道具の中でも大きなものになるため、荷物を減らしたい人には、ピクニックシートを代わりに使うのがおすすめです。

調理器具一式

キャンプで料理する際に必要な調理器具は、作りたい料理によって変わります。基本的な道具として、フライパンやメスティン、包丁、まな板が必要でしょう。まずは家庭用の物を使い、徐々に持ち運びしやすいアウトドア用の物に買い替えていきましょう。

調理器具の中でもあると便利なのが「クッカー(コッヘル)」です。

「クッカー」とは屋外での調理や食事のために作られた器具です。ドイツ語では「コッヘル」と呼ばれています。特徴は、薄く、軽く、丈夫なところ。重ねて収納でき、鍋やフライパンにもなり、一つで何役にも使えること。小さめのクッカーなら、お湯を沸かして、インスタント袋麺を入れ、そのまま器としても使えて万能です。

登山で使う場合は軽さ優先でチタン製を選びますが、キャンプのシーンでは軽さよりも調理のしやすいアルミ製が良いでしょう。チタンと比較して、焦げ付きにくく煮込み料理や炊飯もしやすくなります。

食器類

調理器具と同様に、作りたい料理によって食器の種類や数が異なります。キャンプに行く人数や料理を決めて、必要な分を準備しましょう。割れにくく軽い食器がおすすめです。アルミやステンレス製の物が一般的です。

コーヒーを淹れる道具一式

ケトルやドリッパー、マグカップなどを準備しましょう。コーヒープレスを使うと、テクニックが必要ないため、コーヒーを淹れるのが苦手な人におすすめです。簡単に本格的なコーヒーが味わえます。

焚き火台・BBQコンロ

焚き火台とBBQコンロは、調理や暖をとるために使います。火をつけるための燃料や着火剤の用意も必要です。キャンプ初心者は、チャッカマンと着火剤がおすすめです。基本的にBBQや炊飯などの調理には木炭が使いやすいです。

着替え・タオル類

着替えやタオルは、キャンプで泊まる日数に1日分を足した量を準備しましょう。キャンプ中は服が汚れやすいため、下着も含めて多めに用意が必要です。

ゴミ袋・スポンジ・洗剤

キャンプで忘れがちなのが、ゴミ袋やスポンジ、洗剤です。ゴミ袋は、雨除けや汚れものを入れる用途にも使えるため、多めに持っていきます。洗剤やゴミの処理は、キャンプ場の規約を確認しましょう。

キャンプに役立つ便利な持ち物

キャンプに出てから、新たに道具を調達するのは容易ではありません。キャンプに行く前に、役立つ道具を確認しましょう。

バッテリー・充電器

スマートフォンやライトなどの充電切れを防ぐために、バッテリーや充電器があると便利です。特にスマートフォンは、緊急時の連絡手段として常に使える状態になっている必要があります。容量が大きくてコンパクトなバッテリーや充電器がおすすめです。

スピーカー

ポータブルスピーカーがあると、キャンプ中でも音楽が楽しめます。電池式または充電式のもので、長時間使えるスピーカーがキャンプ向きです。音量に気をつけて、近隣に配慮しながら音楽を楽しみましょう。

ケトル

ケトルはコーヒータイムを楽しむのには、欠かせませんが、お湯を沸かすだけではなく、調理器具としても活用できます。沸いたお湯があれば、インスタントラーメンやスープも作れて便利です。三脚に吊るせるツル付きの物がおすすめです。

ファミリーキャンプに欠かせない持ち物

ファミリーキャンプにあると便利な持ち物を解説します。家族と思い出に残る時間を過ごすために役立つでしょう。

釣り道具一式

都会ではなかなかできない釣りは、ファミリーキャンプにおすすめです。釣り竿やバケツ、網などの道具を用意して、子供と一緒に釣りをしてみましょう。初めての釣りは、餌釣りがおすすめです。

虫除けグッズ

キャンプの場所は自然に囲まれているため、虫もたくさんいます。虫除けグッズを準備して、虫刺されを気にせずにキャンプを楽しみましょう。肌に直接かける虫除けスプレーや蚊取り線香が便利です。

キャンプでの虫対策に関しては、こちらの記事に詳しくまとめてあるので、合わせて参考にしてみてください。

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花火一式

都会や街では花火をするのが難しいため、キャンプを機会に花火を楽しむのもおすすめです。花火がキャンプ中のイベントになります。事前に花火ができるかキャンプ場の規約を確認してから行いましょう。

焚火に欠かせない持ち物

キャンプと聞いて、焚き火をイメージする人は多いのではないでしょうか。必要な道具を準備して、焚き火を楽しみましょう。

焚き火シート

焚き火シートは、周囲への飛び火や地面に灰が付着するのを防ぐ役割があります。落ち葉や芝生が多い場所での焚き火に使いましょう。焚き火シートがあれば、地面に落ちてしまった灰や炭の掃除が楽になります。

着火剤・チャッカマン・マッチ

焚き火に着火剤やマッチは欠かせません。ライターやマッチで着火剤に火をつけて使います。これらの道具がないと焚き火ができないため、忘れずに準備しましょう。初心者には、ライターよりもチャッカマンがおすすめです。

耐熱グローブ・火バサミ・灰入れ

焚き火で火傷をしてしまうケースもあります。焚き火をする時には、耐熱グローブをつければ、火傷を防止できて便利です。火バサミや灰入れも併せて準備しましょう。焚き火を安全に楽しむためにおすすめの道具です。

夏キャンプに欠かせない持ち物

夏のキャンプに必要な持ち物を解説します。夏でも安全に快適なキャンプを楽しむために、必要な持ち物を確認しましょう。

日焼け防止グッズ

夏は日差しが強く、当たり続けると日焼けや熱中症のリスクがあります。夏のキャンプでは、日焼け止めと薄手の上着、帽子を準備しましょう。薄手の上着と帽子で日差しから肌を守ることで、熱中症の防止にも役立ちます。

メッシュテント

壁面の部分がメッシュ素材で作られたテントを、メッシュテントと呼びます。風通しが良く、蚊帳にもなるため、夏のキャンプにおすすめです。商品によっては、メッシュの部分を閉めて、通常のテントになるものもあります。

小型扇風機・保冷剤

夏の厳しい暑さを和らげる小型扇風機や保冷剤も、夏のキャンプに欠かせない持ち物です。小型扇風機は、霧吹きと一緒に使うと、より涼しくなりおすすめです。保冷材は、首に巻いて使えば、熱中症の予防にも役立ちます。

冬キャンプに欠かせない持ち物

冬のキャンプは、寒さや雪があることを考えて事前の準備が必要です。冬キャンプに役立つ道具を解説します。

ニット帽・フリース

冷えを予防するために、ニット帽とフリースを準備しましょう。軽くて暖房効果の高いインナーフリースは、冬のキャンプに最適です。手袋や厚手の靴下を用意して、体の末端の冷えを防ぐと、より万全な冷え防止対策になります。

手袋(グローブ)

手袋は、薄いフリースやスキー用の防水の物を使い分けると暖かく快適です。

さらにゴム手袋も実は便利。グリップが良いのでテントの設営時はポールが滑りにくく、防水なので付けたまま洗い物ができます。
「ムレにくい」、「防水バッチリ」、「やわらかい」、「軽い」と評判のテムレスの中綿入りグローブ(TEMRES02 WINTER)は、冬キャンプに欠かせない一品です。

出典:WEST

防寒ブーツ

寒い季節は体の末端から冷えていくため、足の冷え防止対策も行います。ブーツを履けば、足元が冷えにくくなり、雪の上の歩行も楽です。足元を温かくすることで、寒さが感じにくくなります。保温性や防水性、撥水性の高いブーツを選びましょう。

暖房器具・暖房グッズ

暖房器具や暖房グッズは、冬のキャンプに欠かせません。ストーブや湯たんぽ、ファンヒーター、ホットカーペットやカイロなど多くの暖房器具がありますが、電源が使えるかどうかを確認し、適切なものを選びましょう。

スコップ

スコップは、雪かきやペグの設置、回収に役立ちます。特に雪中キャンプの場合、スコップは必須アイテムです。また、車のタイヤが雪から抜け出せなくなったり、脱輪してしまったりした緊急時にも、スコップが活躍します。さらに、スノーソー(雪用のノコギリ)があれば雪のテーブルや風よけを作れるので、雪中キャンプの楽しさが広がります。

おすすめのキャンプ道具

流行して注目を集めているキャンプには、多くのキャンプ道具があります。その中で、特におすすめできる道具を紹介します。

Snow Peak/テント・エントリー2ルーム エルフィールド

出典:Snow Peak

シンプルな構造で設営がしやすい、2ルームタイプのテントです。大型のメッシュパネルが付いており、夏と冬のどちらでも快適に過ごせます。就寝用のインナールームは取り外しが可能で、大人数での使用にも対応可能です。

PRIMUS/イージークックNS・ソロセットM

出典:WEST

ハードアノダイズド加工で、より丈夫になっているアルミ製のクッカーです。軽量で熱伝導率が高いアルミ素材は調理がしやすく、メモリ付きで水加減の失敗も防げます。底面には滑り止め加工が施されており、バーナーの上でも安全に調理できます。

CAPTAIN STAG/V型スマートグリル

出典:CAPTAIN STAG

ダッチオーブンで調理ができる、ステンレス製のグリルです。フラットな形状に畳めるようになっており、コンパクトに収納できます。また、錆びにくいステンレス素材でできているため、長く使えるのもおすすめです。ただ、耐荷重が低いためダッチオーブンの使用は小型のものに限ります。

ものづくりのまち「新潟県三条市」の下田郷(しただごう)とは

ここまでにご紹介したおすすめのキャンプ道具は、ものづくりのまちとして有名な「新潟県三条市」にある企業が販売しています。

そんな三条市の下田郷(しただごう)には、CAPTAIN STAG®八木ヶ鼻オートキャンプ場Snow Peak HEADQUARTERS(スノーピーク ヘッドクオーターズ)などの人気キャンプ場をはじめ、絶景スポットを巡るサイクリング、スリリングなラフティング、フィッシングが楽しめるスポットがあり、アウトドアファンの間で人気のスポット。

キャンプと一緒に他のアウトドアも楽しんでみたい方は、ぜひ下田郷の公式サイトをチェックしてみてくださいね。

キャンプ初心者に役立つ車への収納テクニック

キャンプに必要な道具は数が多く、車への収納には工夫が必要です。収納テクニックを学んで、初めてのキャンプに役立てましょう。

ボックスを活用する

小さいものはボックスにまとめて収納します。1つのボックスの中身は1種類にまとめて、ボックスに入れる道具のジャンルも決めておきます。テーブルウェアや調理道具といったジャンルで分けると便利です。

四角を意識して収納する

キャンプ道具は、四角にまとめることを意識して収納します。四角にまとめると綺麗かつコンパクトに収納できて、車への収納に便利です。隙間なく道具が積めるため、無駄なスペースもできません。

中身を書いておく

蓋がついているボックスを使う場合は、中身のアイテムと重量を外側に書くのがポイントです。外側を見れば、すぐに必要なものの場所がわかります。中身の写真を撮っておくのもおすすめです。

クーラーボックスは手前収納

車への収納の際に、クーラーボックスは手前に収納します。道中で購入した食材が入れやすくなり便利です。また、車の後方の視界を確保するために、荷物の配置調整もしやすくなります。

こちらの記事に、アウトドア収納について詳しくまとめているので、参考にしてください。

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まとめ

キャンプには、テントやタープ、テーブルやチェアなど、多くの必要な持ち物があります。夏のキャンプには日焼け防止グッズやメッシュテント、冬のキャンプには暖房器具やスコップが欠かせません。初めてのキャンプの場合は特に、自分が行うキャンプのシーンを考慮して、持ち物を準備しましょう。

新潟県でアウトドアを楽しむなら三条市の下田郷(しただごう)へ

新潟県三条市の下田郷(しただごう)には、CAPTAIN STAG®八木ヶ鼻オートキャンプ場Snow Peak HEADQUARTERS(スノーピーク ヘッドクオーターズ)などの人気キャンプ場をはじめ、絶景スポットを巡るサイクリング、スリリングなラフティング、フィッシングが楽しめるスポットがあり、アウトドアファンの間で人気のスポット。

どのキャンプ場がいいか迷っている方や、自然豊かな里山でゆったりとした時間を過ごしてみたい方は、ぜひ下田郷の公式サイトをチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

三条観光協会 会田事務員

新潟県三条市の三条観光協会職員。4人家族。 キャンプ、テニス、登山、サーフィン、スノーボードを愛すアウトドア志向者! 仕事柄観光地視察も多いので、皆さんにご満足していただける新潟県内の観光情報やアウトドアノウハウの記事を発信していきます。

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