ベアーズ島田キャンプ ものづくりの源流と最新を知る 今度こそ雪中キャンプ! 1回目

今回訪れたのは雪深い場所、三条市下田郷

2月のこの地は、同じ三条の人でも雪深さが全然違うという

そんな場所にある『八木ヶ鼻オートキャンプ場』
こちらは、冬季閉鎖されているキャンプ場
将来的に冬もオープンすることを目指し、実験的にキャンプを行なうことになった

1日目9:00 『三条市歴史民俗産業資料館』

今回の訪問では、三条がなぜ「ものづくりのまち」になっていったかの源流を探る旅
そこで案内していただけるのが相場さん
紙器コーディネーターという肩書きの、ユニークなおじ様

早速中へ

本来、順路通りに進むと縄文時代から始まり、最後に現代となる順路なのだが、逆から回ってみましょう、とのこと
その方が理解がしやすいし、ゴールがわかっているので紐づいていくらしい

イカ合戦(凧揚げ)の話や、何故三条市は寄付の文化が根付いたのか? などの興味深い話もあったが、今回は割愛

「ものづくりのまち」になったのは、五十嵐川の存在が大きい
こちらの川、何度も氾濫で苦しめられてもいるのだが、荷物を運搬するのにとても重宝したという

更に、今回訪れる下田地域では砂金が採れ、薪も豊富にあった。それらが五十嵐川で運ばれ、三条市街でものづくり産業が繁栄した
かつては『石を投げれば社長に当たる』と言われたほど、小さな家の軒先で始めることができた鍛冶屋が江戸時代に広がっていったようだ

これが原点となり、刃物の街、そして数多くあるキャンプ道具の街となっていった

余談ではあるが、鍛冶屋に必須の炉(ほど)で、火入れの際に朝ごはんの雑炊を作って食べていたという
山梨のほうとうでも同じような話があるので、面白かった

11:00 『株式会社ナカジョウ』

こちらではすき焼きの語源となった『すき』で焼くを体験するとともに、ものづくりには欠かせない材料「鋼板」がどのように製造され、メーカーに届くのかを聞く
要は、ものづくりメーカーの材料屋さんだ

とにかく厚い鉄板でもカットできる機械
レーザーやガスを使って切っていく

まだこの段階では何にもなっていないが、
この加工された鋼板が様々な業者に届き、商品として形となっていく

私の小さい頃にも、このような金属加工工場が近所(3軒となり)にあった
現在ではなかなか難しいが、その頃は休みの日にそこでかくれんぼをするなど、遊び場として機能していた

そんな機会が減ってしまったことに寂しさや危機を覚え、こちらの会社は小学生などを対象に工場見学などを積極的に行なっているという
そんな精神がものづくりのまちを支えているのだ

11:30 『鋤(スキ)で焼くすき焼き』

諸説あるが、農具の『鋤』を使って調理したのが語源ではとのこと
折角なので語源にならい、鋤で焼きをしてもらった

本当は炭火などで調理していたかと思うが、そこはご愛嬌

うまいです。すき焼き本来の美味しさ

ただ!!
なんか悪いことしている気がしました
こそっとバレないように素早く食べて、土を耕して証拠隠滅的な

すき焼きの食べ方、イカ合戦もそうだが、この地域には関西からの文化が流入していたように感じた

なお、この体験はツアーとして販売予定とのこと
今後の告知等、興味がある方はこちらを覗いてみてほしい

12:30 『道の駅 庭園の郷 保内』

ふらっと寄った保内の道の駅
こちらで2つの大きな出会いをした

1つ目が車麩
聞くところによると、車麩の煮物を冷たい状態でも食べるほど、おかずとしてのポテンシャルが高いとのこと

先ほどすき焼きを食べたので夜のメニューを悩んでいたのだが、この出会いでもう一度すき焼きをしたくなった
そして、その考えが後ほど正解と分かる!

2つ目は『桐のまな板』
何故か今まで一度も使ったことがなかったまな板の材質
こちらの商品に触れた瞬間、買っていた
軽く湿気にも強いとのことで、アウトドア向きなまな板

13:30 『冬の八木ヶ鼻オートキャンプ場』

到着してまず驚いた
全く除雪されていないからだ
積雪は150cmを超えてきている

雪の壁に階段を作り、いざ雪上に!!

しっかりハマりました

この通り、看板が半分隠れるほどの積雪
未来の冬季オープンを目指して、実験的キャンプのスタート

まずは、テントを設営するために雪を掘ったり圧雪したり

すごくいい天気
だが、奥にある看板の埋まり方
場所が出来上がる頃には

この冬の空気がたまらない
喉の奥を冷たい空気が通る
もう絶対ビールうまいやつ

でもその前に設営しなければ
そんな葛藤しながら、動けば汗をかき止まれば寒くなる

完成

16:00 『宴の始まり』

ここからは、ゆっくり八木ヶ鼻を楽しみながら雪中キャンプを過ごしていく

雪中の醍醐味は、雪なのに暖かく過ごす
これが1つの醍醐味なのだ
わざわざ外に来て、テントの中を暖かくして過ごす
これがなんとも馬鹿馬鹿しくてクセになる

ということで、今回はキャプテンスタッグさんから、コロナさんとのコラボ商品である石油ストーブ(SZ-32CS)をお借りした

これ一台でかなり暖かい
この日は風も無く、石油ストーブの恩恵を受けることができた

こちらを使って料理していく

トマトすき焼き
こちらをストーブ調理していく
ゆっくり調理できるので、時間をのんびり過ごすキャンプにおいてはとても好都合だ

まずは車麩を戻す
これくらいの大きさなら10分程度で十分だろう
その間に野菜などの食材を切っていく
春菊、トマト、長ネギ
春菊は茎から葉を外し、茎は少し細切りにすると、火の通りが一緒になって食べやすくなる
これが俗にいう一手間だ

桐のまな板に刃が吸い付く

刃に優しいまな板

ここからは食材を焼いていく
まずは長ネギ、そしてトマト半分
半分のトマトは炒めて甘味を出し、半分はフレッシュな状態でいただこう

そこからはしっかり水気を絞った車麩、春菊、牛肉を入れタレを回しかける

もう色味が綺麗じゃん!
さっきすき焼き食べたのにワクワクしてきた
しっかり牛肉の旨みを車麩に吸わせて、トマトも酸味をまとわせて完成
こうなって

こう
必然な流れ
そして何故か立っている
続いて出汁を吸った車麩

寒さの中で暖かい食べ物を食べる幸せ
雪の中で外にいる不自然さ
味わえる恩恵が大きい

ここから夜はまだ長い
寒くなればなるほど楽しみは増えていく 
それは後半に続く

※撮影用に、特別に許可をいただいています。
※ストーブを使用する際は取扱説明書をお読みください。

この記事を書いた人

べアーズ島田キャンプ

月に10日以上キャンプに出掛ける野外料理研究家。 レシピ本を2冊出版 その傍ら合同会社ベアーズの代表を務める。 そちらの会社では楽天トラベルキャンプのアンバサダー、アウトドア用品のアドバイザー、レンタルキャンピングカーなどの事業を営む2人の父親。

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