キャンプの虫対策は?虫ごとの対策や準備する道具・バーベキューでの虫除けを解説

キャンプ場にはたくさんの虫がいるため、対策を打たないと朝から夜まで寄ってきてしまいます。

この記事では、虫ごとの対策方法や虫対策のための便利グッズをご紹介・解説しています。

虫に悩まされずにキャンプを満喫したい方は、ぜひ参考にしてください。 状況に応じて虫対策グッズを取り入れ、快適なキャンプを楽しみましょう。

※各商品は三条観光協会職員が選定

キャンプの虫対策

キャンプ中は様々な虫の対策が必要です。よく見かける虫ごとの対策方法や注意点を解説します。

蚊は主に池、水田、空き缶にたまった水などの水のある場所に生息していますが、屋外であればどこにでもいます。蚊に刺されないように長袖や長ズボンで肌の露出を少なくし、虫よけスプレーを肌にかけて対策を行いましょう。

蚊は夏の時期に多く出没しますが、春や秋でも飛んでいます。ただ、標高1,000mを超えると蚊の数は少なくなるため、蚊にさされないように標高の高いキャンプ場を選ぶのもおすすめです。

ムカデ

ムカデは草むらや石垣の中などに潜んでおり、夜になるとエサを求めて動き出します。ムカデにかまれると炎症を起こすため、長袖や長ズボンを着て肌の露出を少なくして対策をするとよいでしょう。

また、ムカデは洋服やバッグ、テントなどに潜んでいることもあります。踏んでしまったり荷物に紛れているムカデを触ったりすると、刺されることがあるので注意が必要です。夜寝る前に荷物やテント内を確認し、ファスナーをしっかりと閉めて対策を行いましょう。

マダニ

マダニは草むらや籔に生息しており、春から秋にかけて出没しやすくなります。マダニにかまれると、クリミア・コンゴ熱や日本紅斑熱などの感染症にかかることがあります。なるべく草むらや籔などを避けて、素足や肌を露出したまま歩かないようにしましょう。

履き物はサンダルではなく、靴がおすすめです。川遊びをする際は、素足で草が生い茂っている場所は歩かないようにしましょう。また、首も刺される可能性があるため、タオルを巻いて対策が必要です。

ブヨ(ブト、ブユ)

ブヨはハエのような小さな虫で、人間の皮膚をかんで血を吸います。吸われた部分の腫れが1週間続くこともあるため、虫よけスプレーやハッカ油で近づかせない対策が必要です。

ブヨは日光を嫌う性質があり、夏場の朝夕など気温の低い時間帯に活動します。川や渓流などにも出没するため、キャンプ場の涼しい場所で休憩する際は注意しましょう。ブヨは蚊のように羽音がしないため、服装や虫よけスプレーなどの対策がおすすめです。

ハチ

ハチは追い払うなどの刺激を与えてはなりません。ハチを刺激すると刺される可能性が高まるため、静かにその場から逃げてください。黒色や濃い色の服装は狙われやすくなるため、なるべく濃い色の服は避けましょう。ハチは9〜10月ごろに活動が活発になりやすいので、涼しくなる時期に注意が必要です。

ハチに刺された場合は、粘着テープや毛抜きで毒針や毒毛をそっと取り除きます。その後に、氷や水などで患部を冷やして炎症を抑えましょう。

サシバエ

サシバエはハエの一種で、少し丸い形が特徴です。主に牛や馬などの家畜から血を吸いますが、人からも血を吸います。サシバエは春から秋の涼しい時期を中心に発生し、牛舎や給水器の下など掃除をしにくい場所に発生する性質があります。サシバエに刺されると強い痛みやかゆみが出るので、殺虫剤や服装の変更などで対策を行いましょう。

その他、汚れが多い場所に生息するため、こまめに掃除を行い近寄らせないようにしましょう。夏の時期にも発生するので、キャンプのシーズン中は注意が必要です。

キャンプの虫対策で準備しておくもの

キャンプの虫対策は、事前に準備をすることで快適なキャンプができます。以下で、虫対策の準備に必要なものを解説します。

蚊取り線香

蚊取り線香は、キャンプの虫対策に必須です。キャンプ中は蚊が発生しやすいため、蚊取り線香の煙で近寄らせないようにしましょう。蚊取り線香は1つだけではなく、2つ以上設置することで虫除けの効果を高められます。業務用の効き目が強いものを使うと、より高い効果が期待できます。

蚊取り線香ホルダーを使うとさまざまな場所に設置できて、持ち歩きもできるのでおすすめです。キャンプが終わった後は、蚊取り線香から出る灰を片付けて持ち帰りましょう。

虫よけスプレー

虫よけスプレーをつけることで、腕や足などを虫から守りやすくなります。肌を露出している部分にかけることで、虫除けの効果を高められます。とくに夏場は汗で虫よけスプレーが流れやすくなるため、こまめにつけ直すとよいでしょう。また、肌に直接塗るタイプのもの以外に服にかけるタイプのものもあるため、どちらも用意しておくと安心できます。

虫刺され用の薬

完全に虫に刺されないことは難しいため、虫刺され用の薬を用意しておきましょう。虫に刺された場合、消毒した後に自分に合う軟膏を塗布することで傷口の治癒を行います。かゆみを抑える消炎作用効果の高い軟膏を塗るとよいでしょう。また、患部の炎症を抑えるステロイド系の薬を塗った後はかかないように注意が必要です。

ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバーは、虫に刺された後の毒を抜くために使います。傷口にポイズンリムーバーを押し当てて、ピストンを引くと毒液や針を取り除けます。ブヨやハチに刺されたときの応急処置として、キャンプ前の準備が必要です。ポイズンリムーバーは肌を傷つけずに処置できますが、炎症が長引く場合は細菌感染の可能性もあるため、その場合は医師にみてもらいましょう。

ランタン

LED以外のランタンの明かりには、虫が集まりやすくなります。オイル式ランタンでは、虫よけ効果のあるシトロネラ入りのオイルを選ぶことで虫よけ効果が期待できます。また、殺虫効果のあるモスキーキラーランタンを使うと、虫退治にも有効になるためおすすめです。

キャンプの虫対策におすすめの商品

キャンプの虫対策は、以下で紹介する商品がおすすめです。虫除けの効果が高い商品を3つ紹介します。

モチヅキ/防虫グッズ パワー森林香 (赤色)

出典:WEST

「パワー森林香 (赤色)」は、パワフルな防虫効果が持続する線香です。一般的な蚊取り線香より煙の量が多く、虫が多い場所の対策としておすすめです。持ち歩く場合は専用ケースが必要になります。

Dr.ヘッセル/インセクトポイズンリムーバー

出典:WEST

「インセクトポイズンリムーバー」は、虫に刺された際の応急処置に使います。シンプルな構造で使いやすいので、蜂・蚊・毒虫に刺された後の処置に最適です。一度使ったら後は内部に毒が残っているため、使い終わった後は洗浄して使いましょう。

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)/虫よけパラフィンオイル

出典:CAPTAIN STAG

「虫よけパラフィンオイル」は、虫よけ効果のあるオイルランタンの燃料です。パラフィンオイルとは、ろうそくのロウを液体にしたものです。アウトドアブランド大手のキャプテンスタッグから販売されているため、安心して使えるでしょう。その虫除け効果は高く、キャンプを楽しむ方々から人気を集める商品です。

ものづくりのまち「新潟県三条市」の下田郷(しただごう)とは

ご紹介した「キャンプの虫対策のおすすめ商品」を販売しているCAPTAIN STAGWESTは、ものづくりのまちとして有名な「新潟県三条市」にある企業というのはご存知ですか?

そんな三条市には下田郷(しただごう)というアウトドアが満喫できるエリアがあります。

CAPTAIN STAG®八木ヶ鼻オートキャンプ場Snow Peak HEADQUARTERS(スノーピーク ヘッドクオーターズ)などの人気キャンプ場をはじめ、絶景スポットを巡るサイクリング、スリリングなラフティング、フィッシングが楽しめるスポットがあり、アウトドアファンの間で人気のスポット。

そんな下田郷の世界観を感じることができる公式サイトはこちらからどうぞ。

テントの虫対策

キャンプの虫対策は屋外だけでなく、テントの中も重要です。以下で、快適に過ごすためのテントの虫対策を解説します。

蚊取り線香を2つ以上セットする

蚊取り線香1つのみでは虫よけの効果が低いため、2つ以上を設置するとよいでしょう。テントの出入り口やテーブルに置くと効果を高められます。蚊取り線香は煙が届くところまで虫除けの効果があるので、寝る前までに蚊取り線香をセットして、寝る直前に消すことで虫が発生しにくくなるでしょう。

虫除けバリアのスプレーをかける

テントそのものに虫除けの効果をつけるために、スプレーをかけるのもおすすめです。テントを設営した後に、満遍なくスプレーをかけましょう。テントの中から外に向けてスプレーをかけると、虫が近寄りにくいテントになります。

ランタンをテントの外側に置く

ランタンはテントの外側に置くことで、光で虫を集められます。虫をテントの外に出すために、テントの外に高光度のライトを置いておびきよせましょう。虫は光に集まる習性があるので、夜中は光が強めのランタンを外に置いて虫をおびきよせ、テーブル上に小さな電池式ランタンを置くのがおすすめです。

服装の虫対策

服装の虫対策は、色の濃い服を避けることです。虫は黒や濃い色に反応する習性があるので、なるべく淡い色の服を着ましょう。また、長袖長ズボンを着て、虫にさされないようにするとより虫対策の効果を高められます。

春から夏

春から夏は虫が活発に活動している季節です。とくに夜間から早朝にかけての時間帯は虫が活発に活動するため、長袖長ズボンが必要になります。昼間は半袖半ズボンでもよいですが、薄い長袖を重ね着することで、虫よけ対策と暑さ対策を行いましょう。

秋から冬

秋は春と夏と同様に、虫が多く発生する季節です。春と同じような服装で、虫に刺されにくい服を着るとよいでしょう。冬は蛾などが活動しているため、ランタン等の照明器具を使って対策を行います。

バーベキューでの虫対策

キャンプ中は、バーベキューの虫対策も必要です。以下で、食べ物に虫が寄りつかない対策を解説します。

飲み物や食べ物を片付ける

虫は香りにつられて寄ってくるので、飲み物や食べ物は必ず片付けましょう。甘い香りは虫を集めてしまいます。缶を開けたジュースやお酒などを放置しておくと、ハチ・ゴキブリ・ナメクジなどが寄ってきやすくなります。缶の中身をすすいでから捨てる、もしくはフタつきのゴミ箱を用意するとよいでしょう。

香水や香りの強い化粧品を避ける

虫は食べ物だけでなく、香水や香りの強い化粧品にも寄ってきます。甘い香りの香水や柔軟剤を使うと、虫が寄りつきやすくなるため注意が必要です。バーベキュー中は食べ物にも虫が寄ってくるため、なるべく香りを抑えたものがおすすめです。虫はハーブや柑橘系の香りを嫌うため、それらの香りの商品を選ぶとよいでしょう。

まとめ

キャンプの虫対策は虫の種類に応じて異なるため、事前に準備しておくことが重要です。また、服装やテントなどを工夫することで、虫除けの効果を高められます。虫は刺される前に蚊取り線香やランタンなどで対策できるため、屋外で快適に過ごすために利用するとよいでしょう。

新潟県でキャンプやアウトドアを楽しむなら三条市の下田郷(しただごう)へ

この記事でご紹介したキャンプの虫対策のおすすめ商品を販売しているCAPTAIN STAGWESTの本社がある新潟県三条市。

そんな三条市の下田郷(しただごう)には、CAPTAIN STAG®八木ヶ鼻オートキャンプ場Snow Peak HEADQUARTERS(スノーピーク ヘッドクオーターズ)などの人気キャンプ場をはじめ、絶景スポットを巡るサイクリング、スリリングなラフティング、フィッシングが楽しめるスポットがあり、アウトドアファンの間で人気のスポット。

新たなアウトドアスポットを探している方や、自然豊かな里山でゆったりとした時間を過ごしてみたい方は、ぜひ下田郷の公式サイト をチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

三条観光協会 会田事務員

新潟県三条市の三条観光協会職員。4人家族。 キャンプ、テニス、登山、サーフィン、スノーボードを愛すアウトドア志向者! 仕事柄観光地視察も多いので、皆さんにご満足していただける新潟県内の観光情報やアウトドアノウハウの記事を発信していきます。

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