今回は、冬の雪深い八木ヶ鼻オートキャンプ場に来ている
前稿で書いたが、少しも除雪が行われていないこの場所でキャンプをしていく
ここからは夕方〜翌日の朝までをお届け

三条市名産の車麩を食べる私
八木鼻と帽子の形が一緒になっている絵
17:00『トマトすき焼きと下田のブルーベリーワイン』資料館』
前の記事で書いたすき焼きをつまみながら、ブルーベリーワインを飲んでいく
この日は積雪こそ凄いことになっているが、気温はそこまで低くない
ストーブで暖をとりながら、冷えたワインを飲んでいく
これがまた美味しい
ワインほど渋くはないが、しっかりブルーベリーの香りと味が出ている
甘辛いすき焼きにも非常に合う
特に、旨みを吸った車麩との相性が抜群

18:00『いい湯らてい』
ここで、少し早めの温泉へ
ここのキャンプ場の強みは、徒歩で行ける温泉があること
この存在があるだけで、冬季のキャンプも非常にしやすくなる
冷え切った体、特に指先がジンジンして温まってくる
勝手に外で雪の中にいるのに、他の人より温まっているような、贅沢な感覚になる
2月5日(木)の平日に訪れたのだが、お客さんもかなりいて賑わっていた
レストランで熊肉の料理があったのも印象的

19:00『カレーラーメンで簡単なお鍋を』
お風呂から帰ってくると少し冷えてきた
溢れる光が雪に反射して、とても美しい
これも雪中キャンプならではの恩恵だ
インスタントのカレーラーメンを使って、簡単に鍋をしていこう

材料はカレーラーメン、しめじ、鶏もも肉、あげ、玉ねぎ、レタス
手順は至ってシンプル
鍋にお湯を沸かして、そこにカレーラーメンのスープの素、白だしを足して沸かす
食べやすい大きさに切った鶏もも、玉ねぎなどを入れる

あくまでも個人の意見だが、鍋に入っている玉ねぎは柔らかい方が好きなので先に入れる
あとは、レタス以外の食材を入れて火を通し、カレールーを入れ味を整える
私は和風つゆが好きなので、白だしで調整
そんなこんなしていると、より日が沈む
昼間には見られない景色がどんどん広がり、より静けさを感じることができる

18時の写真と見比べてもかなり変化がある
そして、暖色系のストーブや照明が美しい
辺りを見渡しているとあっという間に鍋が出来上がってきた
最後にレタスを入れて完成

ストーブの上でクツクツ煮立っていくのがまたたまらない
カレーの香りがテント内に溜まり、体全体でスパイスを味わう
匂いだけで暖まる
そして勿論、締めはラーメンで
鶏肉、きのこ、野菜から出た出汁を絡ませて
この締めの麺でもお酒が進む

食後、ゆっくり時間を過ごす
周りの雪がさまざまな音を吸収しているのか、特別な静けさがあたりを包む
体も温まり、少しのんびりして眠りにつく
2日目 8:00
風もなく、天候も良い状態で朝を迎えることができた

良い朝焼けだ!
と、思っていたら突然の雨
雪ではなく雨
少し雨が上がったタイミングで、急いで片付ける
雪中キャンプテント片付けあるあるの1つが『テントポールがめちゃ冷たい』である
信じられないくらい冷たくなり、手がかじかむ

特に雪の上にポールが接地するとより冷える
それでも急いで片付け、この後のキャプテンスタッグさんとコロナさんとの対談へ向かう
ちなみに雨の日の撤収は、私はそのまま車に詰め込んで、次回そのテントを干すための『干しキャン』に出かけることが多い
10:00『パール金属本社(キャプテンスタッグ)』
今回お借りしたストーブ(SZ-32CS)のお話などを聞くため足を運んだ

このストーブは、キャプテンスタッグさんの方からお声掛けして、製品として出来上がる流れとなったようだ
そこには、お互い三条でものづくりに50年以上携わってきた両社の底力を感じる
一般的に、テント内での火器使用は一酸化炭素中毒などの危険があるため、タブーとされている
テント内へのストーブインストールを叶えることができたのは、両社のたゆまぬ努力と情熱のおかげだ
今回の雪中キャンプでは、私が持参したテントでは難しかった。が、キャプテンスタッグさんが販売している『ビバレー スクリーンツールーム ロッジ540UV』等では、条件があるもののインストールを叶えることができる

条件はこちら
しっかりベンチレーターが備え付けられているテントで、幕から適切な距離をとって使用することが大切だ
実際使用される際は、しっかり読み安全を確保して扱ってほしい
このハードルを超えるために、さまざまなテストを1年以上にわたって繰り返してきたという
このストーブやテントができるには、各社の担当(右:キャプテンスタッグ髙波さん、左:株式会社コロナ宮本さん)のキャンプへの好奇心から生まれたものに違いない

それぞれのキャンプの楽しみのポイントをお伺いした時と、この商品に賭ける思いを聞いた時の顔が、共に好奇心に溢れワクワクした顔だった
素朴な質問にも、しっかりお話ししてくれた
コロナさんは現在、夏製品に向け社内で試行錯誤しているとのことで、しつこく聞いたのだがまだ教えてくれなかった
また、キャプテンスタッグさんは年間新商品数200点、総商品数15,000点という圧倒的な品数を取り揃えている。展示場に入った時、ここまでの商品数に驚きのあまり笑ってしまった

そして、遊びの道具を開発するメーカーさんらしく、遊び心が随所に散りばめられている
それを感じたのが『鹿番長』

元々はユーザーから言われていた愛称
それを形に変えて遊んでいるところに、キャプテンスタッグさんのものづくりへの愛情を感じニヤニヤしてしまった
※撮影用に、特別に許可をいただいています。
※ストーブを使用する際は取扱説明書をお読みください。
この記事を書いた人
べアーズ島田キャンプ
月に10日以上キャンプに出掛ける野外料理研究家。 レシピ本を2冊出版 その傍ら合同会社ベアーズの代表を務める。 そちらの会社では楽天トラベルキャンプのアンバサダー、アウトドア用品のアドバイザー、レンタルキャンピングカーなどの事業を営む2人の父親。