目次
開く
今回のキャンプは秋の味覚を収穫して、秋にもってこいのキャンプ場で過ごす2日間
前編では梨狩りや、大根を使ったレシピ2品、そしてお風呂と
のんびり贅沢なキャンプをしてきたので、そちらも見てほしい
https://slow-and-steady-shitada.jp/article/article-2274/
そして、後編では夜の宴から
少し日が暮れて、焚き火が気持ちいい
食材をクーラーから出し、調理の準備へ
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1日目 PM18:00 『お風呂上がり』
広い施設で、ゆったり入ることができる『いい湯らてい』
露天風呂からは八木ヶ鼻を見ることができ、いいロケーション。
施設内の撮影はできないので(お風呂だし)写真はないが、本当にのんびりゆったり過ごすことができる施設。
ここからキャンプ地に戻り、いい時間を過ごす。
私が訪れたのは10月末
気候がとても良く、風呂上がりの散歩も気持ちが良い。
ということで、本日のメインディッシュ『スンドゥブしゃぶしゃぶ』に取り掛かる。
こちらはレシピ工程が多く、少し面倒ではあるが、キャンプ場でスパイスの香りを感じる。
ことができる最高の料理。
肌寒くなってきたこの季節にぴったりなのだ。
まずはニンニク、生姜、干しエビをごま油で炒める。
ここでしっかり炒めることで、香りが出て風味豊かな鍋になる。サボらずに。
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香りが出てきたら、粉唐辛子、青唐辛子を入れ炒める
生姜と唐辛子が入ることで、体が温まる
ちなみに、青唐辛子は道の駅「漢学の里しただ」で購入したもの。
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焚き火を使っての調理は不便なのだが、なぜか好きな時間。
火力を調整しながら挑むこの料理は、勝手に手間がかかり、料理に対して愛情も注がれる気がしている。
キャンプしている時間でかなり好きな時間。
続いてアサリ、コチュジャンを入れ煮込んでいる間に、大根をピーラーで薄くカットする。
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今回の大根は本当にみずみずしい。
薄くカットしてしゃぶしゃぶすることで、食感を残しながら、大根本来の水分を楽しむことができる。
こちらを豚バラと長ネギと一緒に盛り付け、スタンバイ。
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ここからスンドゥブの仕上げにかかる。
隠し味として、2つの材料を入れる。
これを入れると格段に美味しくなるので、試してほしい。
それが、『塩辛』と、『納豆』だ。
2つの発酵食品を入れることで、旨みが爆発!
塩辛、納豆にはグルタミン酸が多く含まれていて、
スープの厚みが一気に増し、辛い鍋にも相性がとてもいい。
苦手な方もいらっしゃるので、少しずつ入れてみて。
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この粘りが鍋を一体化させる。
最後にキムチ、豆腐を入れて完成。
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ここに薄切りにした大根と、豚バラ肉をしゃぶしゃぶして食べていく。
ちょうどその頃には、少し肌寒い時間になっていた。
温かいもの、辛いもののありがたみを直で味わう。
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様々な旨みが、食材に絡んで口の中にやってくる。
それはもう素晴らしい状態。
体が一気に温まる。
ビールとも相性がいい。が、個人的には、焼酎お湯わりが辛みを流しながら、
体にスッと入っていく気がする。
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締めにはうどんで、お腹いっぱいで就寝した、、、
2日目 AM8:00 『起床』
次の日は生憎の雨。
雨音を聞きながら過ごすキャンプも好きではあるが、撤収時の雨がとにかく辛い。
家で干すのが面倒な場合は、なるべく早めにキャンプの予定を立てて干しに行く。
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この時期登ると気持ちの良い八木ヶ鼻にも、モヤがかかっている。
実際晴れの日に登ると、こんな景色が待っている。
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こちらは秋の様子だが、四季それぞれの色に塗り替えられるこのスポットは、岩の肌も相まって力強さを感じることができる
特に、朝に登れば朝日を全身で受けることができ、清々しいこと間違いない 高さはおよそ200mほど。片道30分ほどで登頂することができるので、行った際には登ってみてほしい
2日目 AM10:00 『朝飯』
雨降りの撤収前に、昨日収穫した梨をぺろっといただく
勿論うまい
今回収穫した梨は『王秋』という品種で、癖のない果汁が特徴
食べやすく何個でもいけてしまう
更に、1ヶ月以上美味しい状態で保存ができると農家さんが言っていたので、
そこも素晴らしい
軽い朝飯で撤収作業を行う。
2日目 AM11:30 『八木茶屋』到着
キャンプ場から程近い場所にある食堂。
創業80年の老舗定食屋さんでランチを食べる。
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王道メニューがずらりと並ぶ中、気になるメニューが。
『山塩ラーメン』と『ピネライス』。
山塩ラーメンは、塩分の濃い山の温泉水を煮詰めて使ったラーメン。
ピネライスは、チャーハンにトンカツを乗せ、カレーをかけた一品。
おーーーい!! めちゃくちゃ悩むぞ!
結果、私が選んだメニューは
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ハンバーグカレーを超える3品乗せは贅沢すぎるだろ!
大人でもテンションが上がるのだから、子供なんて最高だろ!
隣でスタッフさんが食べる山塩ラーメンを見ながら、ピネライスを口に運ぶ。
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チャーハン、トンカツ、カレーが口の中で弾ける。
そりゃーーうまいよ!
ノスタルジーな店内にて、クオリティーの高いわんぱく飯をいただく。
続々とお客さんがやってきて、海外の方も来店されていた。
2日目 PM1:00 『五十嵐刃物工業』到着
さすが『ものづくりのまち三条』なだけあって、職人さんたちのキリッとした目が常に光っている。
丁寧に1本1本向き合い、刃物を作っているとの事。
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やはりこんな魅力的な場所に来ると、自身の刃物が欲しくなってしまう。
もし機会に恵まれたら製作をお願いしたい。
そんなことを思いながら工場内を回る。
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この技術を持って、どんどんアウトドア商品を作って欲しい。
そんな思いを乗せて、今回のキャンプを終わろうと思う。
ただかっこいいので載せたかった写真を添えて。
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この記事を書いた人
べアーズ島田キャンプ
月に10日以上キャンプに出掛ける野外料理研究家。 レシピ本を2冊出版 その傍ら合同会社ベアーズの代表を務める。 そちらの会社では楽天トラベルキャンプのアンバサダー、アウトドア用品のアドバイザー、レンタルキャンピングカーなどの事業を営む2人の父親。