サイクリングの基本的な服装|服以外のアイテムや季節ごとの注意点・女子用の服も解説

サイクリングの際、どんな服装にしたらいいのかお悩みの方や、いろいろあって選び方がわからないという方向けに、サイクリングに最適な服装やグッズの選び方や、季節ごとの注意点、女性向けの服装について解説します。

サイクリングの服装は、風や紫外線から身を守るなどの機能性だけでなく、カジュアルなファッション性の高いものまで様々。是非サイクリングで着る服やグッズを選ぶ際の参考にしてみてください。

サイクリングの服装・アイテム

サイクリングの服装・アイテムは機能性が高く、動きやすくなるように作られています。以下で、特徴を解説します。

サイクルウェア

サイクルウェアは体に密着する構造で作られており、空気抵抗を減らして長距離を走っても疲れにくくなる点が特徴です。

服は体にピッタリとつきますが、汗などの水分を素早く乾かすため、長時間着用していても着心地のよさを感じられます。サイクルウェアの中にインナーを着て、体温調節も行いましょう。

サイクルパンツ

サイクルパンツは、サイクルウェアと同じく体にフィットする服です。下半身の空気抵抗を減らし、ペダルが漕ぎやすくなるように作られています。

お尻の部分に衝撃吸収のためのパッドが取り付けられているので、長時間漕いでいても体に負担をかけずに走れます。ちなみに、下着のパンツをはかずに直で装着します。

ヘルメット

ヘルメットは転倒した際、頭を守るために装着するアイテムです。頭にピッタリなヘルメットを選ぶことで、より頭部を守りやすくなります。

ただし、ヘルメットの形状によっては蒸れやすいものもあるので、頭皮からの汗を逃がすアイテムをうまく活用しましょう。(サイクルキャップ、バンダナなど)

サングラス

サングラスは紫外線や向かい風、路面の小石や砂から眼を守るために必要なアイテムです。サイクリング中に飛んでくる塵や虫などからも目を保護できるので、視界を守りながら走れるでしょう。

コンタクトレンズを使用している方の乾燥を防げるのでおすすめです。濃い色のサングラスは、逆に瞳孔が開いてしまうため、薄い色のレンズを推奨します。

シューズ

サイクリング用のシューズを用意する必要はなく、スニーカーや運動靴などの一般用の履きもので十分です。ただし、ヒールが高い靴や脱げやすいサンダル、靴底が滑りやすいシューズなどは、サイクリング中に落とすことがあります。

また、紐の靴はチェーンに絡まないように注意しましょう。ビンディングシューズというペダルとシューズを固定するものもありますが、これは慣れてから!使ってみればわかりますが、かなり効率よく走ることができるすぐれものです。

グローブ

グローブをつけるとハンドルからの振動を吸収して、疲れを抑える効果があります。冬のサイクリングは寒さから手の指がかじかみ、ブレーキの操作がしにくくなるため、事故防止用としても使用することをおすすめします。

グローブの中にはスマートフォンを操作できるものもありますが、ながら運転は事故につながるため、自転車から降りてから操作しましょう。

サイクリングの服装はカジュアルウェアもおすすめ

サイクリングは、カジュアルウェアでも楽しめます。以下で、カジュアルウェアのメリットとデメリットを解説します。

カジュアルウェアのメリット

カジュアルウェアは街中でもサイクリングをしやすく、気楽に店まで入れる服です。まだ本格的なサイクリングではなく、ライトに始めたいという方には、カジュアルウェアがおすすめです。

ゆったりしたデザインや穏やかな色合いの服もあるため、会社帰りや買い物など日常生活に取り入れて、おしゃれも楽しめます。

カジュアルウェアのデメリット

カジュアルウェアのデメリットは、サイクリングで服が汚れたり痛んだりすることです。パンツはサドルと擦れることにより生地の傷みが早くなり、緩やかなパンツだと裾をチェーンで汚したり、引っかかって転倒の原因にもなります。

生地が弱く、汚れが目立つものは避け、適度に体にフィットするウェアを選びましょう。

サイクリングの服装を選ぶ際のポイント

サイクリングの服装を選ぶ際は、機能性を重視して選ぶとよいでしょう。以下で、選ぶ際のポイントを解説します。

乾きが早い

サイクリング中は汗をかきやすいため、通気性と吸汗速乾のある素材を選びましょう。ポリエステルなどの化学繊維を使った「吸汗速乾性」の素材は、走っている最中でも水分を乾かしてくれるのでおすすめです。

反対に、綿素材のものは汗を吸いやすく、乾きが悪いです。サイクリング中に不快な気持ちになるため、綿素材は避けましょう。

風の抵抗が少ない服

風の抵抗が少ない服を着ることで、サイクリング中の負担を軽減できます。向かい風があると疲労が溜まりやすいため、布面積の大きい服は避けましょう。パンツの裾が狭いこと、股に縫い目がないことを確認することも重要です。

裾が広いとチェーンに絡みやすく、股の縫い目があると脚に擦れて痛みを感じるため、どちらも選ぶ際に注意しましょう。

紫外線カット機能

日焼けは肌を傷めるだけでなく、体力を消耗させ熱中症のリスクを高めるため、紫外線カット機能のある服が必要になります。サイクリング中は日光を直接浴びるだけでなく、道路から反射した光の照り返しもあります。

紫外線カット機能に加えて、背中や脇の部分に通気性のよいメッシュ付きの服がおすすめです。インナーウェアも速乾機能やUVカット機能のあるものを身につけましょう。

新潟県三条市の下田郷は絶好のサイクリングエリア

ものづくりのまちとして有名な新潟県三条市にある下田郷(しただごう)は、サイクリングを楽しむには絶好のエリア。美しい田園風景や景勝地など巡ることができます。

人気観光スポットをレンタサイクルで巡る気軽なサイクリングはもちろん、80kmと40kmの緩やかな起伏の本格的なロングライドが楽しめる中~上級者向けのロードバイクコースもあり、サイクリストにとって人気のスポットです。

田園風景が広がる「やまなみロード」は全長約50km。山林に囲まれ、適度なアップダウンを気持ちよく走り抜けられます。下田郷には人気のキャンプや秘湯温泉旅館などもあるので、宿泊&サイクリングの「サイクルツーリズム」を楽しむことも。

さらに、下田郷でのサイクリングは日帰りもおすすめ。道の駅 漢学の里しただの無料駐車場に車を停めてサイクリングを楽しみ、帰りは絶景を眺めながらゆっくりできる日帰り温泉 いい湯らていで疲れを癒やすこともできます。

興味のある方は、是非こちらのページ↓もあわせてチェックしてみてくださいね。

下田郷でのサイクリングの楽しみ方

こちらの関連記事↓でも、下田郷のサイクリングについて初級・中~上級者別に詳しくご紹介しています。

関連記事

新潟のサイクリングコース11選!レベル別に距離・時間やコースマップ・レンタサイクル情報も合わせてご紹介

キ海風を感じられる日本海沿いのロングコース、起伏があり走りごたえのある山間、レンタサイクルを利用した気軽なコースなど、レベルに合わせたさまざま楽しみ方ができる新潟は、サイクリングととても相性の良いエリア。

温泉や新潟ならではの食なども楽しめるコースもあるので

(続きを読む)

サイクリング女子におすすめの服

サイクリング女子の服装を決める際は、おしゃれで機能性の高いものを選びましょう。以下で、おすすめの服を解説します。

サイクルパンツ

長い距離を走ったり、アップダウンを繰り返すとどうしてもお尻が痛くなってしまいます。それを防ぐためにパッドが付いたサイクルパンツの着用をおすすめします。

1枚で着用するスパッツタイプやボトムスの下に着用するインナータイプなど、色々なモデルがありますが、直接肌に触れるアイテムになるので女性専用(ユニセックスモデルもある)の物を選びましょう。

インナー・アンダーウェア

サイクリングのインナーやアンダーウェアは、吸汗速乾性・通気性が高いものを選びましょう。下着の蒸れや擦れ、締めつけ、休憩時の汗冷えなどを軽減でき、快適にサイクリングを楽しめます。

サイクルパンツはアンダーウェアを付けず直接着用しますが、抵抗がある方はシームレスタイプのインナーウェアを着用しましょう。縫い目による擦れを予防できます。

スカート

体のラインが出るのが気になるという方にはサイクリング用のスカートをおすすめします。下半身や腰周りをさりげなく隠せますし、カラーやシルエットなど自由にコーディネートを楽しめるでしょう。

季節ごとの服装の注意点

サイクリングの服装は、季節ごとに注意点があります。以下で、春夏秋冬のサイクリングを楽しむための服装を解説します。

春・夏の服装

春は寒暖差が激しいため、重ね着をして温度調節ができる服装にしましょう。トップスやボトムスだけでなく、アームカバーやレッグカバーをつけることで温度調節ができます。走る時間や天候によって、かなり温度に差があるので、快適に感じる服装を心がけましょう。

夏は気温が高くなるので、半袖サイクルウェアとサイクルパンツに、アンダーウェアをつけて汗や温度対策を行います。意外かもしれませんが、インナーウェアを着用した方が汗の処理が上手くでき、結果として涼しく感じることもあります。

汗の処理だけでなく、昨今の紫外線量だと最悪ヤケドのようになってしまうので、通気性や日焼け対策としてアームカバーやレッグカバー、日焼け止めなども上手く使いましょう。

秋・冬の服装

秋の服装は春先と同じでかまいません。朝・日中・夜と温度差が激しくなるので、温度調節ができる服装を意識して、サイクリングに出かけるとよいでしょう。

冬はサイクリングウェアの重ね着が必須です。外気温は低いのですが運動をしているので、必ず汗をかきます。この時期の汗冷えはとくに厳しいので、汗冷えしないように、走る時間や天候に合わせてこまめな温度調整を心がけましょう。

ウェア以外にもグローブ、ソックス、フェイスマスクやイヤーウォーマーなど、末端部分の防寒対策もおすすめです。

サイクリングを楽しむなら新潟県三条市の下田郷へ

「サイクリングの基本的な服装」についてはいかがだったでしょうか?

サイクリングの服装は機能性が高く、吸汗速乾性・通気性などの効果があるものを選び、サイクリング中の負荷を軽減しましょう。もっとサイクリングが楽しくなるお気に入りにウェア&グッズが見つかるといいですね。

記事内でもご紹介した三条市の下田郷(しただごう)には、初心者から中・上級者まで楽しめるサイクリングコースの他、キャンプやフィッシングなどのアウトドアや温泉、地元の新鮮な食材を使ったグルメなどが楽しめる人気のエリア。

そんな下田郷の世界観を感じられる公式サイトはこちら。

新潟でサイクリングやアウトドアを楽しめるスポットをお探しならぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人

三条観光協会 会田事務員

新潟県三条市の三条観光協会職員。4人家族。 キャンプ、テニス、登山、サーフィン、スノーボードを愛すアウトドア志向者! 仕事柄観光地視察も多いので、皆さんにご満足していただける新潟県内の観光情報やアウトドアノウハウの記事を発信していきます。

よく読まれている記事

下田郷の世界観を感じられるサイトはこちら